河原で。

帰宅途中、暇になったのと何とはなしに気が向いたので河原で遊ぶことに。無論独りで。少し歩くとイナゴと目があった。
 そこは学校から自転車で10分少々の場所なのだ。とても市内とは考えられないほど寂れている。一瞬田舎かと錯覚を起こすぐらいのとても良い河原だ。
 まぁ、そのイナゴ君とくんずほぐれずの苦戦の末、素手でつかんでしばし戯れる。お持ち帰りで食べるような真似はしないので逃がしてやることに。地面にそっと置いてやろうとはしたが、考え直し、投げ捨てるように放り投げた。そう、単に飛ぶ後ろ姿が見たかったのだ。
 夕日と川面を背景に飛ぶ彼(彼か?)は、格好良かった。


 その後、近くの神社の周りを散策したが、長くなるので明日に続く。